| 豊島８８札所巡礼を終えての反省 |
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2014年1月18日 |
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| 四国88札所巡りとほぼ並行して約１年掛けて巡り終えた現在、想うことを雑駁に述べさせて頂きます。 1番札所を始め、複数の札所の住職さんや、留守を預かる御家族の方のお話では この豊島88札所は、設立当初はともかく、現時点では札所間の横の連絡組織は何も無いとのことでした。 何人かの住職さんや、御朱印を記帳して頂いた係りの方のお話では、豊島88札所の御朱印を求めに来る巡礼者は年間僅か３〜4人とのことでした。（後述のように、自分のお寺が札所であると意識していない奥さん方もおりました） 従って 各お寺さんの対応もまちまちで、山門で たまたまお会いしたお寺さんの関係者に読誦に伺った旨を伝えたとき、態々、本堂内陣の前に迄招いて頂き、恐縮したお寺さんも複数あり、 （北区のある札所では、読誦の途中から背後にて御唱和を頂き、不覚 にも涙声となりました） （やはり北区の別の札所では、本尊安置されている隣の座敷の床の間の寺宝の掛け軸について講釈を頂き、その御好意に対してその方面の自分の知識の皆無さに恥じ入ったこともございました。） 御朱印を頂く時間待ちにて お茶菓子のご接待を頂いた札所。 次のお寺さんへの道順について、寺務所から山門前まで出向かれて 目印を指し示された札所。 態々近道をプリンタにて打ち出して手渡して頂いた札所。 お寺さんゆかりの方の作成された栞をご接待頂いた札所。 お寺さんの由緒記載の冊子を奥から取出して御参考にと提供された札所。 常時閉ざされている本堂の扉を自分のために開けていただいた札所。 御朱印受領後、労いのお言葉と共に別途親しくお声を掛けて頂いた札所等等。 これら各札所によるご接待は、西国、坂東、秩父の１００観音、及び四国88札所での自分が頂いた御接待の平均よりも遥か上位のものであり、思い出し振り返った今、有り難く改めて御礼致します。 改めて それら各札所のお名前を表1に札所番号順に特記させて頂き感謝申し上げます。（計 ３９札所） 又、御朱印を頂く時に、ご苦労様！ と労いの言葉を掛けて頂く等、坂東、西国、秩父100観音等の札所の通常の御対応と同様に接して頂いた札所にも同じく感謝申し上げます（計 38札所、表2参照） 残念ながら既に廃寺となっているお寺、無人寺で付近の札所が御朱印事務を代行しているお寺、同じく墓地はあるものの無人寺で近在の商店主や町工場の主に伺っても連絡の採る手段が不明のお寺、住職が不在で留守役の奥さんに 『当寺が札所であると聞いていない、御朱印の控えも無い』 と言われたお寺。また、江戸３３観音巡りの際に少数ながら経験した対応と同様な対応をされた札所も矢張り少数ながらございました。（計１１寺） 自分なりの巡礼の意義を考えると、故人の冥福を祈り、本尊（本堂）の前で読誦する行為と共に、札所から札所の間を（特に初めての道を地図を頼りに、若しくは地元の人に訊きながら）歩く行為も、後から振り返って見ると重要な所作であったように思います。 四国や１００観音に比べ、豊島88札所の札所間の歩行時間は長くても小1時間と短くはありますが 早朝から日没近くまで読誦しながら歩き通すことで、自分に何か一つの貴重な経験（財産）が積み重なったように思います。 そのように思うと、実際に訪れたお寺さんの数である88と本尊若しくは本堂の前で読誦させて頂いた札所の数85との差は あまり意味は無いかと思います。（無人寺でも本堂の向拝にて読誦は可能。また、逆に 本尊（本堂）が無く、読誦の対象の無いお寺の納経の代行を他の札所が行っているのは疑問。） 今後 新たな札所巡りを探索する際、その札所巡りの構成寺院と今回の参詣済みの札所とが重複している場合も充分予想されますが、その札所が表1に記載されている札所であるならば、重複を厭わずに、新規巡礼をスタートする所存です。 豊島８８札所ＴＯＰに戻る ８８札所に戻る 観音巡礼へ |
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