| 概要・行程 |
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2010年2月発願、同年7月結願 |
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近場は自転車で廻ることとし、所沢駅以西は西武線を利用して計７日間にて廻った。 所持品は経本と数珠の他に浅草寺伝法院読誦会にて使用している輪袈裟を札所内にて着用した。写経、納札、頭陀袋、蝋燭、お線香等は持参しなかった。 行程を以下に示します。 １日目 自宅→（自転車）→西武池袋線練馬高野台駅（専用納経帳購入・栞入手）→（自転車）→1.長命寺→（自転車）→2.道場寺→（自転車）→自宅 ２日目 自宅→（自転車）→3.三宝寺→（自転車）→4.如意輪寺→（自転車）→5.多聞寺→（自転車）→6.全龍寺→（自転車）→自宅 ３日目 練馬高野台駅→（西武線）→西武球場前駅→13.山口観音→（徒歩）→8.円乗院→（徒歩・武蔵大和駅）→7.徳蔵寺（板碑館）→（徒歩）→9.実蔵院→（徒歩・食堂昼食）→10.新光寺→ （徒歩）→11.普門院→（徒歩）→12.全徳寺→（徒歩）→14.妙善院→（徒歩）→狭山ヶ丘駅→（西武線）→練馬駅→（大江戸線）→光ヶ丘駅 ４日目 井荻駅→（西武線）→狭山市駅→（徒歩）→17.徳林寺→（徒歩）→16.慈眼寺→（徒歩）→18.蓮花院→（徒歩）→入間市駅→（西武線）→石神井公園駅 ５日目 光が丘駅→（大江戸線）→練馬駅→（西武線）→狭山ヶ丘駅→（徒歩）→15.松林寺→（徒歩）→ 19.東光寺→（徒歩）→20.龍圓寺→（徒歩）→21.高正寺→（徒歩）→22.圓照寺→（徒歩）→元加治駅→（西武線）→飯能駅(昼食）→（徒歩）→23.浄心寺→（徒歩）→24.観音寺→（徒歩）→ 25.圓泉寺→（徒歩）→東飯能駅→（西武線）→練馬駅→（大江戸線）→光ヶ丘駅 ６日目 成増駅→（東武東上線）→川越駅→（JR線）→高麗川駅→（徒歩）→番外、霊巌寺→（徒歩）→26.聖天院→（徒歩）→,27.勝音寺→（徒歩）→28.瀧泉寺→（徒歩）→29.長念寺→（徒歩）→30.福徳寺→（徒歩）→30納経所興徳寺→（徒歩・昼食）→31.法光寺→（徒歩）→吾野駅→ （西武線）→石神井公園駅 ７日目 光が丘駅→（大江戸線）→練馬駅→（西武線）→西吾野駅→（徒歩）→32.天龍寺子の権現→（徒歩）→33.八王子竹寺→（徒歩）→中澤バス停→（バス）→飯能駅→（西武線）→練馬駅→（大江戸線）→光ヶ丘駅 |
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| 所感等 |
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| 巡礼２日目に、実は平成２２年（2010年）は武蔵野33観音の設立70周年であることを知る。 節目の年なので33の札所で構成する『武蔵野観音霊場会』が納経者に対して散華の授与を3月１日から各札所にて開始するとのことで、 確かに各札所の境内にて御柱が建てられつつあったのを、目撃していた。 しかしながら、散華を受領するために 巡礼を１ヶ月間中断し、又、既に頂いている数ヶ寺に重ね印を求めるのも なにか釈然としないため、6番札所まではそのまま札を打った。( 散華 受領は7番札所以降となった。） 次回の記念行事の開催は多分75周年の2015年の3月か4月からであろうか？ 3日目からは 土曜若しくは日曜日に大体月に1度のペースで、札所間の移動は専ら徒歩で行った。 見知らぬ道をマップを頼りに、又 近在の方々に訊きながら札所訪れるという行為は、わずかな経験からではあるが、自転車と歩行とでは（特に賑やかな市街地ではなく、閑静な住宅地や、農耕地が点在する郊外では）その行為自体から得られる影響に大きな差が生じると想う。 目的の寺院に向かって無心に歩く、とりとめなく妄想を抱いて歩く、過去の様々な自分の所作に対する思い出とそれに対する反省・・・・・ これらの思案・思惑を巡らすことは 余程の達人か反射神経が優れていない限り、路上を自転車に乗りながらでは 交通安全上不可能であろう。（ 専用自転車道は現在、坂東札所の一部を除き、整備されていない） ３日目は多摩湖を反時計回りに左に見ながら ８番札所に向かう。トトロの森の隣接地帯で 札所で狭山茶の接待を受ける。 この近辺の狭山３３観音の札所も兼ねているとの事で、これまでの札所に比べ、参詣者も多い。 ４日目は狭山市駅にて下車する。区画整理の最中である駅前広場にて『狭山事件の冤罪糾弾』を訴える団体と遭遇（2010年4月11日） 改めて30年以上前に一時 マスコミにて有罪か無罪かを大々的に報じていたことを思い出す。 事件発生からは約50年。・・・・ 駅前で男性に17番札所 徳林寺の所在を尋ねると、『道が大分変わってしまって良く判らないが、多分むこうの方であろう』と指差す。 造成中の道を横切り迂回すると身の丈3メートル程の露座の仏像が安置。 横に徳林寺の名が記されていたため、読誦。 本堂は其処より200メートル程離れた場所にあった。 次の16番札所の納経所にて立派な装丁の『曹洞宗在家常用教典（和讃付）を頂く。受付脇に置いてあるのを、自分の宗派も曹洞宗であるので 御朱印を頂く間に見ていると 『よろしければ、どうぞ』 とのこと。 これまでも、多くの札所の受付で、寺院の縁起を記した小冊子や定期刊行書等は頂いていたが、このような経本を札所にて受領するのは、初めてであり、ありがたく拝領する。 18番札所へは航空自衛隊入間基地の北縁を辿るよう地図からは読み取れたが、残念ながら道は入間川河岸段丘の下側にあり、台地上にある基地内の航空機を眺めるのは叶わなかった。 ５日目、１５番札所松林寺から19番札所へ向かう際、国道16号線との交差点の名が小谷田であることに気付く。改めてパンフレットに記載の19番札所東光寺の所在地を確認すると、同じく 入間市小谷田！ 小谷田の姓の一族の発祥の地はここであったかと推測し、東光寺の納経所にて『このお寺さんの檀家の中に 小谷田の姓の方は居られますか？』 と伺うと 怪訝な顔で、当寺の檀家さんに小谷田姓はおりません とのこと。 落胆！ 25番札所圓泉寺からの帰途、足の裏が痛くなり、肉刺ができかかってていることが判る。歩行速度を緩めだましだまし歩く。 飯能駅までのバスの便は2時間に１本程度であり、市街地と異なり、タクシーも通らず、気休めに靴下を左右履き替える。 足の裏に異常を感じだした、西武線の踏切辺りで 25番札所への予定を断念していればと悔やむ。 靴の紐を締め直し、飯能駅までの予定を東飯能駅までの歩行と変更して到着。 いつもの自分の歩行スピードを本日は武蔵野音大前の峠越えあたりから一時、速めた事が遠因かと反省。 ６日目、番外と、26、27番の札所の位置関係から 飯能経由西武線の高麗駅よりも、東武東上線成増駅から川越経由ＪＲ線高麗川駅へのルートを選択する。 前回の25番札所から、周りの景色はこれまでと異なり山々が目前に迫っており、いわゆる 武蔵野 の 面影は希薄になる、 ３ヶ寺での巡礼を終え、見慣れた 巾着田の脇を通り、入間川の支流の高麗川に沿い、国道299号線の歩道を歩く。 前回の５日目も同様であったが、市街地を過ぎると 路上を歩く人は先ず見かけない。 後日 思うに 著名なハイキングコースでもない道を一人、遍路姿でもないカジュアルな服装でペットボトルを片手にショルダーバッグ姿で国道の路肩を歩く姿は異様に映ったかも知れない。 とにかく、前回に懲りてひたすら、リズミカルに一定速度を保ち歩く。 ７日目、残りの32番札所 子の権現と 33番札所 竹寺は これまで巡った寺院とは異なり、名の知れたハイキングコースの途上に位置し、自分も、結婚当初に車で1度来ただけであったため、今回は単独巡礼では無く、初めて家人と同行した。 西吾野駅から始まる32番札所までの 約1時間のショートコースは殆ど杉の木立の中での登り坂。途中 沢に並行して上る路上で とぐろを巻く蛇と出合ったが何事もなく通過。 子の権現札所に着くまでにすれ違ったパーテイは3組。読誦後 尾根道を竹寺に向かう。 すれ違う登山者は33番札所迄今回は皆無。しかし到着した境内には別ルートを車で登って来た観光客が20人余は居り、喧騒そのもの。 期待していた精進料理は9月から再開するとのことで、結願のお札を頂き 茅の輪を潜り、中沢バス停まで舗装道路を下り、飯能駅にて昼食を取る。 追記 江戸33観音の専用納経帳と違い、武蔵野３３観音の専用納経帳は（秩父札所の公認納経帳も同様であったが） 1枚1枚切り離され、紐で綴じられているため、寺院では文字が書きづらく 依って紐を予め緩く綴じなおして置くと 良いとのアドバイスを受けた。粗雑に扱われると 綴じ穴が損傷される恐れがある。 武蔵野33観音札所所在地は下記 所在地 |
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