秩父巡礼２日目詳細

13、14、15、16，17，18、19，20，21，23，22番札所

2010年10月17日

　前回、日没前迄に到着出来なかった12番札所への参詣を後回しにして、直接
13番札所慈眼寺へ西武秩父駅から向かう。踏切を渡ると、即境内が見えたた
め、山門に廻らず横の駐車場側からそのまま境内に入り、本堂前にて読誦し、御
朱印を頂く。
　山門脇の六角輪堂の所在に退出時に初めて気付くが、登山靴を脱がねば内
部には入れぬ為、後日ということで、そのまま14番札所に向かう。（最終５日目、秩
父神社からの帰途、再訪して、内部に安置されている仏様、諸聖人に拝礼し
た。）　

　マップに従い歩行し、八大竜王神の旗指物が棚引く今宮の境内を右に見て即
右折し、又左折すれば、朱印を貰う民家の前を通って札所今宮坊に到着、立並
ぶ民家にまさに軒を重ねて本堂が在り、声を大にしての読誦が憚られる気がする。
御朱印受領後、先程の今宮の境内に立ち寄る。
　今宮の境内には注連縄をつけた大欅があり、八大竜王様の御神体とのこと。経
緯を説明する表札があり、傍の池の周りにも旗指物が並ぶ神域、参拝して１５番
札所にむかう。

　再度 NTTの前の通りに出、左折して即右折。参道の途中を秩父鉄道が横切
る感じで、遮断機の無い踏切を渡り、少林寺境内に入る。観音堂は本堂とは別
に右隅にあり、堂前にて読誦。この寺には秩父事件で殉職した警官の墓があると
のこと。

　16番札所への巡礼道は秩父神社の前を左折し、西北方向に一本道、徐々に
道幅が狭くなって右側。観音様を拝顔できる本堂の右側には四国88寺の像が並
ぶ回廊があり、要所には諸仏が安置。　境内には酒樽に草葺き屋根を乗せた大
黒堂がある。

　16番札所の山門脇から始まる道標に導かれ、自動車道から逸れた古道をも辿
って17番定林寺に到着。鐘楼があり、自由に撞ける為、別途お賽銭を揚げて撞
く。
　住職から特許庁著作権を受けた、フイルムケースを利用した人形（写真参照）の
説明を聞き、サンプルと共に出願書のコピーを頂く。爽やか。　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　

住職に伺った道標を見落として途に迷い適宜歩き、、偶然、秩父鉄道と140号
線の間の巡礼古道に遭い、暫く畑途を歩く。
道標に沿って狭小な道を辿り、、突如神門寺の前に出る。この18番札所は本堂
内に入ることが可能で、（前立ち）観音様を身近に拝観し、なにか像に対して親し
みを感じる。
朱印所には多くの土産物が巡礼用品と共に用意されて居り、店員？も3・4人と
多く活気がある。
また境内別棟には接待用の湯沸かし器と梅干が用意された専用の無料休憩
所もあって、丁度　昼時のせいか、参拝者で賑やか。
自分も10分程休憩して持参の菓子パンを食べ、梅干を1個頂く。
　山門を出て、すぐ脇は国道１４０号線。

　19番札所へは荒川の河岸段丘を徒歩専用道で下り、中学校グランドの横を通
って到着。本堂の扉に鍵が掛かっておらず、本堂内に入り読誦。
本堂は確かに平たい1枚岩の上に建っているように見え。後日巡った四国の14
番札所常楽寺程異様な感じは抱かせない。

20番札所への途上、荒川に架かる旧秩父橋より下流を観る。

　対岸の20番札所へは道標に導かれ、旧秩父橋を299号線の下を潜ったが歩行者専用道が半月前の土砂崩れで普通の為、臨時道標に従い迂回して、駐車場の横から境内に降りる。
観音堂からの荒川の流れは境内の木立の葉に遮られて良く見えない。
近い将来、２巡目に訪れる際は、落ち葉した後の冬か　新緑の前の春先にと思う。　堂内にて読誦。

　　熟した実をたわわに抱えた柿の樹のある農家を何軒も眺めながら石塚道標に導かれて２１番観音寺に到着。
ここからは２２番童子寺を後回しにして23番音楽寺に尾根伝いに向かうため、住職に道に迷わないかを確認して出発。

　バス通り（県道７２号線）から道標に従い右折して舗装脇道に入り、猪注意の看板を見ながら坂道を上り、23番札所古道入口の札に拠って雑草の膝近くまで生茂る道 (江戸巡礼古道長尾根みち）に14時20分に踏み入る。

　最初の10分間位は時々梢からぶら下る”巡礼道”の札だけが頼り、（特に踏み入ってからの最初の100メートル位の間は雑草に覆われて道も定かでなく非常に心細い）　
　その後は、真新しい小石を敷き詰めた整備された道に繋がり、地元の高校の記念植林帯に出て公園内の散歩道然となる。
緩やかな道を暫く辿ると、写真で見覚えの13地蔵を前方に確認できる。
１３仏にお参り後、急な斜面を南に下って行くと23番札所音楽寺観音堂の裏手に出る。

　（13地蔵との出会いの感激を得るには今回のように長尾根古道を辿らずに、22番札所経由で音楽寺まで登り、更に裏手から急峻な坂道を登って来た方が良かったかもしれない。
古道を辿る楽しさは23番から24、25番へと辿るだけで十分と想う）

　観音堂横の鐘楼の鐘を撞き、観音堂内にて読誦後、石段を下り、納経所にて御朱印を頂き、22番札所への徒歩道順を訊く。
最初は正門へ下り、自動車道を辿る道を勧められたが希望して中山古道を辿る道を訊き、登山道を下って平地に出る。

　平地に出た後、22番札所を目指すが逆巡りの為か道標が見つからず、適当に歩くが往生し、偶々通りかかった犬と散歩中の近在の娘さんに訊く、バス通りを横切り到着。
山門の仁王様は微笑ましい。
読誦後急坂を下り、武の鼻橋を渡り、今宮神社内の八大龍王社に再度参拝して、西武秩父駅に16時40分に到着。

　（　今回は午後4時、若しくは日没までに、22、23番札所に詣でる計画を守る為に、12番札所への参拝を後日預かりとしたが、結果から振り返ると朝1番で野坂寺から詣でていても、時間内に間に合っていたことが判明　　）

（３日目へ）