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秩父巡礼４日目詳細
| ３１，３２，３３番札所 |
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2010年11月3日 |
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当日、このバスに乗ったのは私を含め、３団体、計５人で、何れも32番札所前にて下車、前後して法性寺山門を潜る。 船に乗った観音様の額の掛かった観音堂の廻り廊下の正面で上履きに履替え、堂内にてのての読誦後、9：35に奥の院への参道に一人入る。 竜虎岩を右に見て、13地蔵？の前で右折し、1枚岩の窪みを鉄鎖にて登り、先ず、左側の大日如来に鉄鎖を頼りに登り、拝顔。（江戸期作の銅像） 次に右側の観音像に同じく岩場伝いに這うように進む。スリル満点。読誦後 観音像の写真を撮る。絶景！（別ページ参照） 正面から比較的平坦な道を辿ると先程の13地蔵？の崖の下で、本道と合流、帰りに竜虎岩にて鎌首を擡げた可愛い？淡白色の蛇に会う。（奥の院往復は小1時間）納経所の前からは先程の観音像を仰ぎ見ることが出来る。 この観音像は戦時中に供出され、昭和30年代に再建されたとのこと。 予定していなかった（けれども素晴らしい）奥の院巡りをしたため、1日に4本しか走らない町営バスに乗り遅れ、次の予定札所31番に参るには 徒歩で大日峠を越えて小鹿野役場まで出ることにした。 熊除けに約160ｃｍの巡礼法人会の杖を借りる。 |
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 法性寺奥の院大日如来像脇より小鹿野を観る |
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『数日前に大日峠にて熊の姿を確認しているが、声を出しながら歩け ば、熊の方で避ける』 とお寺さんからの助言を受け、観音経、般若心経、お題目 を唱えながら峠を上る。 峠の地蔵前到着は11時9分、下りは幾度も沢を横切る為、32番法性寺にて借
りた杖が大いに役立つ。 山中から里山に抜け出た処にも”熊に注意”の看板。小鹿野役場までその後約7
分の行程で到着。栗尾行のバス待ちの間に 菓子パンを購入し、昼食を取る。 |
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栗尾バス停から20分程で水子地蔵寺前を通過、 以前テレビ番組で見覚えのある水子地蔵像群が 道の両側に1000体以上は立ち並び、風車が舞う。 トンネルを抜け、坂道を登って、山門前に到着。 各札所で見覚えのある『納経所案内の小僧さん』 の看板のある土産物屋に念の為、御朱印は？と尋ね ると石段の上とのこと。 石段の総数は般若心経の総文字数と○○経の文 字数を合わせた数と云い、借用して来た法人会の杖 の助けを借りて登る。 観音堂前の鐘楼まで、途中の幾つもの石碑、石像を 眺めながら登る所要時間凡そ5分以上。 途中、休み休み降りてくる参拝者と何度もすれ違う。 西奥の院への道は土砂崩れで通行不可の看板を 見て鐘楼に到着、お賽銭を上げて撞く。（17番、23 番の札所に続き 秩父札所では 3回目）。 開廟され前立ち観音を拝することが可能な本堂前にて読誦後、境 内の磨崖仏を 仰ぎ見、本堂裏の聖浄の滝 （ 右上 写真参照） に虹が架かるの を認めた後、 御朱印を貰う際、通行止めにはなっていない東奥の院に寄るのを勧められる。 約5分の登り道にて小さな社に到達、其処からは先程の聖浄の滝と境内からは確認できなかった（恐ら く西奥の院と称される）磨崖仏が目の当たりに顕れる。 絶好のビゅーポイント！ 小社から更に進めば石仏群に到るとの標識があるが、帰りのバス時間が気になり引き返す。 納経所にて確認すると小社から往復10分程度であったとのこと。 数百段の石段を下り、（日本一大きな石像の仁王様と説明のある）山門脇の 登坂用杖置き場に前札所にて借用した杖を戻し、バス停に向かう。 途中、地蔵寺の名前のあるバスとすれ違い、追い越されて栗尾停留所に 発車 予定時刻に7分の余裕を持って14時20分に到着（31,32各札所にて受領した秩 父札所連合会版案内図を後日確認すると、追い越された地蔵寺からのバスには 無料にて誰でも小鹿野車庫まで乗車できたとの事）。 33番札所菊水寺へは、栗尾から約15分のバス停 泉田で下車して 道標に沿 い、右前方に異様な断層を見せる丘を認めながら、道標に導かれ徒歩約30分で 到着。 本堂内土間にて前方の観音像（拝顔できず）に読誦。 本堂内壁に伝承用の大きな額あり、崩字のため詳細読取不可。 堂内右横の納経受付窓口にて、『34番全てを徒歩で巡り通す予定ならば、下 吉田橋か馬頭尊まで本日中に歩き、其処から秩父行のバスに乗ることになるが、 本日 早めに帰京するつもりなら泉田バス停まで戻った方が良い』 と告げられる。 躊躇したが、結局 山門を出、左折して、水量の多い荒川支流に架かる桜井橋 を渡り、日帰り温泉”星？の湯”を右に見て、突き当りを左折し、坂を登らず直ぐ 川沿いに右に入り進み、住宅街に入って直ぐ右折して下吉田橋に着く。 橋を渡って数十メートルでバス停。次の秩父行のバス到着まで1時間半以上在 るため、橋まで戻り、34番札所への道標に沿い、川の左岸を進む。 途中、道標を見失い畑中で作業中の農婦に大声で道を尋ねる。 農婦は心得顔で道まで来て 「この場所で巡礼者はよく道に迷い、逆方向に辿る 人が多い為、その都度、声を掛けている」 とのこと。 土手を斜めに登る古道を辿り、バス道に出、龍勢会館前に16時23分頃に着く。 （下吉田橋からそのままバス道を来れば近道であった。） 夕闇迫り、疲れてもいたため、馬頭尊までの歩行を諦め、道の駅にて休憩して バスに乗り、西武秩父駅に到着。 |
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