秩父巡礼１日目詳細

1，2，3，4，5，7，6，8、9，10，11番札所

2010年10月11日

　自宅の最寄り駅の始発に乗って西武秩父駅に到着は7時11分であるため、１番札所への適切なバス便は無く、秩父鉄道に乗換、和銅黒谷駅に着く。　駅員に札所への道順を尋き　駅出発が7時40分。途中国道140号線右側に和銅鉱泉ホテルを見、美山ホテル入口を過ぎて左折、平坦な道を本堂の裏より入る。納経帳とお札を買い求め、巡礼用の地図を頂く。　

　改めて読誦後、2番札所への道順を聞き、山門を出、旅籠の前の坂を下り、橋を渡り、如意輪観音堂を右に見て急勾配の坂を登り、途中で道標に従い右折し、下ると2番札所である無人の観音堂に着く。
　読誦後、軽4輪しか通れぬ坂道を下り、途中道標に沿って古道に入り人里に抜ける。ガイドブックに記された金木犀の木には気付かずに川沿いに下り、2番札所の納経所である光明寺に到る

　本尊が薬師様である3番札所常泉寺の境内には長命井戸在り、最初の濁った水を避けて用いよとの注意書きに従い喉を潤す。住職より頂いた水仙の球根は毎年我が家のベランダのプランターにて花を咲かせている。

　11時15分に4番札所金昌寺に到着、山門には多くの人形が並び、本堂横には乳飲子を抱いた観音像在り、地図を貰う。境内に軽食を出す茶店があるが、昼食を摂るには早い為、5番札所向かう。

　5番札所語歌堂は市街地と田畑の境目に位置し、敷地内には仁王門と観音堂と駐車場のみ。御朱印はバス道路を隔てた長興寺にて受領。

　次の札所へはバス通りに戻らず、武甲山を目指し、刈入後の田の中の農道を市営グランドに向かって歩き、中程にて、今退出した長興寺を振り返ると、長閑な里山、田園風景を目にすることが出来る。市営グランドに突き当たり、時計周りに迂回して花の終わった彼岸花の植えられた坂道を登ると秩父市街が一望。持参した軽食を路肩で摂った後、道標に従い、武甲山を正面に見て坂を降り、次の札所は6番より先に7番へと里山を通過して、再度住宅街に入る。

　門脇に小奇麗な公衆トイレのある7番札所法長寺には境内に立派な牛の像が在る。読誦し、御朱印受領後、6番札所卜雲寺を目指す。住宅街を外れ、右に葡萄園を見て小道を登り、お願い地蔵を横に見て境内に入る。境内からも武甲山が一望。御朱印の担当者が云うには秩父夜祭などの祭礼時は市街のざわめきが山に反射してよく聞こえ、また、山に北風が遮られてこの辺は雪もあまり降らぬとのこと。

　８番札所西善寺へは道標に拠り、小松沢農園レジャー施設駐車場の前を通り、横瀬川鱒採りの川原へ歩行者用の石段を下り、２９９号線と西武線のガードを潜り、到着。　境内に立派な楓あり、枝張り直径20ｍ以上。紅葉には早かったが周囲の木製ベンチで暫し休憩。（後日、この紅葉を観るために家人と再訪した）

　９番札所明智寺へは道標に拠り、畦道を通り急斜面を登って西武線踏切前の車道に出、線路に沿って三菱マテリアル社宅敷地を右に見て、車道を下る。地図では社宅を横切ると近道とあるが勝手が判らず迂回する。畑の散在する住宅地の一角に在り。観音堂内に入って読誦可能。

　10番札所へは国道299号に出、左折、郵便局前の旧道から横瀬小の前の横断歩道橋を渡り、坂氷交差点の手前で横瀬中に出るため右折しようとしたが、秩父札所連合会発行のＢ4版マップには右折地点が明記しておらず、結局は299号線と平行の道を辿って県道11号線に出て右折する。（この案内図だけではじめての巡礼者が廻るのは不適切、あくまでも、他の資料のワンページ補助資料としての役割と認識）
　境内は狭いながらもゆったりとしており、堂内のおびんずる様は、全身、多くの参拝者の為に輝いており、自分も膝と首筋に触れさせて頂いた。

　11番札所常楽寺に向かう途中、以前、芝桜を観に横瀬駅から羊山公園を訪れて、西武秩父駅へ抜ける際に通った見覚えのある地点に出る。其処が坂氷交差点で駅に向かい数分で札所入口に到着。此処が11番札所であったかと改めて認識。旗指物の林立する緩やかな坂道を登り、境内に到着。時間が遅い為本堂手前の土産物屋を兼ねた建物内にて先ず御朱印を貰い、その後読誦、読誦終了時には、受付の人は土産類の後片付けをはじめており、申し訳なく思う。　境内からの市街地を抱えた山並みの上の夕日はガイドブックにあるように、非常に美しい。
　１日で12番札所迄回る予定であったが、1番札所で8時過ぎに御朱印を頂き、各札所間を余程の早足で廻らない限り、１１番までが限界であろうと実感。

　　　　　　　　　７番札所への途上、北方に　秩父市街地を臨む

（２日目へ）