一隅を照らしたい凡人の札所巡り

秩父34観音（２巡目）

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区切り２回目 （ １1,14〜 ２５番札所 ）

２０１４年１０月４日

横瀬駅８時５分着、一緒に降り立ったハイキング姿の何人かは武甲山を目指すのであろうか？ 　トイレを済ませ、彼等を後に、国道を11番札所常楽寺に向かう。  途中　土曜日なのに地元中高生の自転車通学と幾度も擦違う。其の都度元気に挨拶を交わす。 　到着した境内には先着の参拝男性客が一人おり、読誦後 相前後して御朱印を頂く。  彼は１２番札所に向かい、自分は１５番札所に向かう。   国道２９９号線を下り、秩父鉄道踏切直前にて左折して８分足らずで１５番札所少林寺の裏門に到達。   境内ではアルバイトと思われる男性数人が掃き掃除の最中。その中　向拝にて読誦。                                                                      　　     11番札所常楽寺

御朱印を頂き、正門より出て 秩父鉄道踏み切りを渡り、樹木の生い茂った処を今宮神社と見当をつけて歩き、行過ぎて北側より境内にそれでもやはり８分足らずで入る。 　八大竜王社御神木に拝礼。（一部のガイドブックにはこの境内の観音堂を札所と記している） 　前回と異なり　今宮神社北側より出て、（旧納経所の前を通って）今宮坊に至る。 　４年前とどうも雰囲気が違う。 　前回は何となくせせこましい圧迫感があったが　今回はどこか周囲に余裕が感じられる。 詳しくは記憶に無いが多分隣接の建造物を除去してその後に新しく納経所を設けたからであろうか。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　15番札所少林寺

八大竜王社ご神木　　　　　　　　　　　14番札所今宮坊

１４番札所から直接今回は１６番札所に向かう。 　道標に導かれて歩くと、以前　未だ札所歩きをする前に休養で宿泊に来た記憶がある旅館 『ダイマス』 の前を通過した。 　正規の �M → �N → �O の順に札所巡りを行う際のルートからは　道1本外れているため、前回は所在に気づかなかったが、今回は �N → �M → �O　のルートを辿った為 　たまたま　この宿の前を通過することになった。 　数年前ではあるが、宿の１階の座敷に飾られていたパッチワーク作品群を懐かしく思い出した。 　16番札所西光寺では本堂入口正面に掲げられた涅槃仏彫刻を改めて鑑賞。 　今回は本堂横の四国八十八箇所札所巡りは割愛して１７番札所に急ぐ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　16番札所西光寺

17番札所定林寺本堂　　　　　　　　　　　　　　　　17番札所鐘楼

定林寺境内は自分が先行の歩き遍路に追付いたのか、後続の車遍路に追越されたのか、非常に賑やか。 　その中で鐘を撞き、読誦し、本堂内天井に描かれた絵を仰ぎ見る。 　納経所では今日始めて列を作り、御朱印を頂く。

18番札所へは　前回歩いた秩父鉄道と国道140号線の間の巡礼古道を今回も歩もうとしたが、勘違いして国道の東側の自然歩道を歩く。 　しかし　奇しくも札所の丁度東側に隣接した田圃での稲束に出会うことができた。　一幅の風物詩を満喫。 　神門寺では 読誦後　境内の納経所とは別棟の休憩所にて　セルフサービスのお茶を、梅干とともに頂き、小休止する。 　何故かここの境内は心落ち着く。使用した茶碗を漱ぎ、元に納めて休憩所を出発。再度　踏切を渡る。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　18番札所神門寺

今回受領のマップに拘らず、巡礼古道から途中急峻な石段を降り、第１中学校の横を通って19番札所龍石寺に到着。

此処も納経所前には御朱印を頂く列が続く。 　大部分が車遍路。納経所の婦人は一目で歩き遍路と判るのか 『 歩きの方は外に出て直ぐ右に曲がり・・・・ 』  と道案内をされ、恐縮。 　以前通行不能となっていた参道が通れるように成ったか否か伺うと　依然交通止めで迂回せねばならないが　前よりは近道ができたとも　追加説明を受ける。   人と自転車専用の旧秩父橋を渡り、右折して即説明とおりに左折して坂を上る。                                                                               　　　　　　      19番札所龍石寺

以前より２分は近道となって２０番札所岩之上堂に到着。 　堂内にて読誦。此処でも御朱印を頂く列が続く。                                                 　　 　　　　　　　20番札所岩之上堂　　　　　　　　　　　　　　　　　近在農家庭先の柿の木 　今回も２１番札所までの平坦な畑道の両側にはタワワに実の生る柿の木を擁する農家が散在。　無人スタンドにて１袋１００円でビニール袋詰めの茹で栗を購入し、ショルダーバックに入れる。バス道に出るとまもなく２１番札所観音寺。

本堂前の 砂砂利の引いた広場のベンチにて 数組の先行の歩き遍路が思い思いに昼食の弁当を広げている。 　 門横のトイレで用を済ませた後、境内に入る。 　読誦し、御朱印を頂いた後、先を急ぐ。 .. 前回辿った江戸巡礼古道長尾根みちには入らず、途中　農協直売所にて饅頭と柿を購入し、同じくショルダーバックに押し込んで２２番札所童子堂に到着。                                                                             ２１番札所観音寺

22番札所童子堂入口の地蔵様　　　　　　　22番札所童子堂本堂

童子堂山門は萱葺き屋根。大きな百姓屋という感じ。 　山門前の広い空き地に遍路者の車両が数台並ぶ。 　　納経所にて２３番札所への古道入口を訪ねると 『 バス道に出、左折すれば道しるべがある 』 とのこと。  了解してバス道に出、左折して暫く歩き、順路札に基ずき右折してだらだら道を道なりに進む。  傾斜がきつくなり暫くすると広いバス道に出る。  辿ってきた道が中山古道では無く、新設された歩行者専用道であったと気付いたが後の祭り.。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　23番札所音楽堂

引き返す程でもないため、そのままバス道を横切り向こう側の歩行者専用道を引き続き登る。 　そのうち、何組もの下山者と擦違い、平坦地に出、右側からの中山古道と合流して２３番札所音楽堂の納経所下に至る。

２４番札所へ向かうルートは本音楽堂の尚 彼方にあり、音楽堂参拝後に引き返し戻って来るに要する時間の節約の為、10人近い列の後部に並んで読誦前に御朱印を頂く。   石段を尚上り、鐘楼にて鐘を撞き、本堂前にて読誦。  改めて、本堂裏の崖道を登って13地蔵と 対面する。                                                                  音楽堂裏　１３地蔵 　かって長尾根古道を辿って来て対面した時との感激度の違いはどうか？ 　対面するまでに辿って来た遍路道の周囲環境（難度さ、意外性）の違いと、初回と2回目以降の感激度の違いの差。　 今後　知人に　この13地蔵との出会いを段取りするとき、どちらのルートを辿っての出会いを勧めるか　暫く迷う。

13地蔵から本堂裏の簡易舗装道を辿り、ミューズパーク行きのバス道を横断し、人気の無い駐車場脇の非常に見つけ難い道標を確認して、24番札所への山道を独り下る。 　車道に出るまで1本道。 　やがて、車道は二手に分かれる。 　右は前回辿った古道への道。左は西武鉄道の今年度札所巡りMAP記載の公式ルート。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　24番札所法泉寺 今回は無難に左に曲がり、坂道を下って県道72号線に出、佐久良橋西詰め経由で24番札所法泉寺の石段下に至る。

人だかりのある、土産屋の前から始まる急階段を登り、法泉寺境内に入る。 　荒川対岸の秩父市中心部への眺望は見事。 　手摺の助けを借りて慎重に石段を降り、県道を西に25番札所を目指す。                                      　            法泉寺境内からの眺望   　道標に従い、巡礼道を 『 酒造りの森』 資料館前に至る。 眼前の県道209号線を右に登れば前回辿った古道入口に至るが、今回はMAP記載の公式ルートに拠って下り、ミューズパーク入口で右折南下して久那に入る。

県道には人影無く、擦違う車両も殆ど無い中、無心に歩く。 やがて途中右側に公衆トイレがあり、道標に沿って右折すると民家の立並ぶ、里山イメージの遥かに歩き易い古道に合流。

小学校グラウンドを左に見て25番札所久昌寺に到着。   山門横の駐車場には数台の乗用車とタクシーが駐車。何とはなく騒々しい。   山門を潜り、再度　公道を進み、左手高台に建つ観音堂に到着。 　　　　　　　　　　　　          25番札所久昌寺本堂（納経所）　 　　                                                                　　　　　　　25番札所久昌寺山門

ショルダーバックから納札、数珠、輪袈裟等を取り出し、灯明、線香を供え、読誦。　観音経を終え、心経を唱え始めた処で、背後に団体さんの到着を気配で知る。

そのまま大急ぎで終え、お題目を唱えて　後を振り返ると　先達さんをはじめ、20数名の団体さんが整然と待機しておられるを認める。 　恐縮し　皆様方に深く頭を下げ、申訳ありませんと詫びて、急ぎ石段を下る。 　納経所は弁天池の彼方にある。 　池の辺を反時計回りに廻って、御朱印を頂き、尚、反時計回りに廻って、観音堂に戻る。 　この間、弁天池を配するカメラアングルはどの地点からもすばらしい。 　山門からバス道に出、暫く歩んだ所で、先程の団体さんの観光バスに追い抜かれる。 歩みを止め、再度頭を下げる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　25番札所久昌寺観音堂 　バスは直進し、久那橋へ向かうが自分は左折して柳大橋を目指す。 右前方には武甲山から三峰に連なる山々が見える。

前回、26番から27番に至るハイキングコースの途上　気付かずに通りすぎた護国観音の姿がこの遍路道からも見える筈と、柿の木畠越しに稜線を西から東に追うが確認できない。

『連山 影を同じうす。・・・』　等と　口ずさみながら、裏山ダムまで視線を延ばし、引き返す。 　何度か繰り返して　やっと　武甲山の将に中央下部にその姿を認め、携帯電話にて撮り、記録。 　一度　場所を確認すると、その後は、柳大橋を渡る寸前まで、容易に仰ぎながら歩を進めることができた。                                      　　　　　武甲山の手前に護国観音を認める 　深く考えずに歩き、秩父鉄道の踏切を渡った所で、影森駅が右側にあるのに気付き、そのまま西武秩父駅まで歩く。西部秩父駅発１７時３８分。 （横瀬駅 start 西武秩父駅goal にて　40896歩 )

秩父３４観音（２巡目）（３日目）

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