秩父３４観音（２巡目）（３）

区切り３回目（１２、２６～３０番札所）

２０１４年１０月１８日

　　朝一番の町内会でのイベントを終えて自宅を出た為、西武秩父駅着は11時。
これまで1度も入ったことの無かった、改札口右前の観光案内所に入り、札所巡礼関係の配布資料があるか否かを係員に尋ねる。
　無料のは鉄道会社の公式MAP冊子のみで、各札所にて配布されているＢ5サイズの案内図は此処には無い。
　有料の冊子も置いてあったが購入は差し控えた。
　レンタサイクル車は全車貸出中の貼紙があった。（後日ネットで調べたら9時から貸し出し開始で8時間1000円、電動で2000円）。
　遍路道を逆行して12番札所野坂寺に至る。
　門前にて、11番札所からの正規の遍路道を辿って来たグループと合流し、道を譲り合って境内に入る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　12番札所野坂寺

　

　混雑する向拝の片隅にて観音経の偈と般若心経のみを唱え、納経所に並んで御朱印を頂き、26番札所に向かう。
　前回のように25番札所から廻らないため、経路に多少不安があったが、ありがたい事に要所に遍路札が下がっており、住宅街を迷うことなく、札所円融寺に到着。
　先程の12番札所の喧騒が嘘のように静まり返った26番札所にてゆっくりと読誦。
　今朝の出発時刻が遅れた為、岩井堂へのルートは今回カットし、時間を稼いで10分少々にて27番札所大渕寺に到着。
2６番札所円融寺

　　山門を潜り、本堂前にて先ず木の葉越しに護国観音を仰ぎ見
る。
　今更ながら、なぜ前回　この観音様に気付かず、
観音堂に到着したか不思議に思う。

遥拝の後、観音堂にまで登り、向拝にて読誦。
　前回と異なり、軽装ハイキング姿のグループが続々と『至る戦没者
慰霊碑』と記された山道から下って来る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　
　　　　 27番札所大渕寺　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　護国観音

恐らく10時前に西武秩父駅前を出発したハイキングの一団であろう。

熊出没注意の看板に驚かせられながら、県道73号線の坂道を登り、
浦山歴史民族資料館の前を通り、28番札所橋立堂に到着。
此処も自動車遍路の方が多い。　　　
　... 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

28番札所境内馬像　　　　　　　　　　　28番札所橋立堂　

車で11番辺りから番号順に打ち始めると　丁度　時間帯からこの札所に到達するのであろうか？

境内の茶店も賑わっており、此処での昼食予定を変更し先を急ぐ。

　　２８番から２９番長泉院までの道程は、前半は浦山口駅から橋立堂に向かう方々と、　後半は２９番札所から浦山口駅へ戻るハイキング客とで粗数分毎に擦違い　結構賑やかであった。
　ダムを左に見て浦山川の鉄橋を渡る。
　前回、他の参拝客が一人も居なく、庭の手入れをしていた住職さんとユルリト会話をしたのが嘘のように、今回は納経所の外にまで御朱印を頂く巡礼者の列が並ぶ。
　　30番札所までの徒歩概略所要時間を尋ねると、約2時間とのこと。
　未だ2時前なので先程までと対照的な無人の往来をリズムを取り勇躍歩き出す。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　29番札所長泉院

　前回は時間の関係で武州中川駅から白久駅まで最初から鉄道に乗る予定であった為　特に気付かなかったが、　　肝心の遍路道標は今回新設されている物を含め、全て、至る武州中川駅であった。
　ひとまず、武州中川駅南側の線路沿いに出たがその先の道標が見つからず、やむを得ず踏み切りを渡り、線路沿いに西に進み、国道に合流した後は、国道をそのまま西進することにした。
　　　　　　　　　長泉院山門前の風景

　まもなく、武州日野駅前に到着。駅前のベンチにて小休止し、軽食をとる。
　駅長さんから　『白久駅まで1時間弱』と云われ14時40分に出発。
　まもなく、左　法雲寺　の標識を見つけ、国道から左に分岐する。

即　左側に　左折道の駅『あらかわ』の標識を認めるが　どの程度の歩行距離か判らず立寄りは断念、先を急ぐ。

　平行して走る秩父鉄道の脇を歩み、大きく左に曲がり見通しの良い直線道路に出て初めて前方に先行するハイキング姿の二人連れを　　認める。

　　　

　　　　　　　　　　　　　３０番札所法雲寺観音堂と庭園

　２９番札所を出発してからこれまで1度も歩行者に抜きも抜かれもせずに歩いて来たので、思わず、歩行速度を速める。やがて彼らは視界から消える。

　左法雲寺の道標で左に折れ、踏切を渡ると白久の駅前、確か此処から15分で到達の筈と、速度を速め坂道を登る。　　　　　　　　　

　　途中何人もの歩き遍路と擦違う。先行の二人には追いつけぬままに30番札所法雲寺に到着。15時35分
　境内高台の観音堂向拝にて観音経、心経を読誦。
　境内植栽は手入れが良く行き届いており、池と周りの樹木との調和は観音堂側から見下ろしても良し、又　納経所側から観音堂を仰ぎ見るも良し。心休まる思いがする。
　今回は夕暮れには時間があったため、しばし佇み、尚且つ何枚かの写真を撮ることも出来た。
　　　　　　　　　三峰口駅ホーム

　まだまだ、何組もの参拝者が息を弾ませながら坂道を登ってくるのを励ましながら、先程の先行二人ずれのご婦人方と相前後して駅に戻る。
　　自分はそのまま駅前を左折して三峰口駅に向かう。　約10分で到着。
　　幸運にも　予期していなかった16時25分発の急行直通池袋駅行きに間に合って乗車。　練馬駅着18時18分

(西武秩父駅 start 三峰口駅 goal にて　30341歩 )

秩父2巡目区切り4回目