一隅を照らしたい凡人の札所巡り
江戸33観音（2巡目）（1）
| 区切り1回目 （1〜7番札所） |
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2015年1月12日 |
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未だ人影の疎らな仲見世を通り、本堂前、左手の受付にて 友人等が新規に経本を購入するを待ち、一緒に内陣に入る。  浅草寺本堂左手の影向堂雷門前の江戸33観音1番札所碑 抹香をあげ、賽銭を入れた後、 一同 左脇に逸れて座り、 懺悔文、開経偈、観音経全文、般若心経、回向文 を順に読誦する。 其の後、脇侍の愛染明王尊と不動明王尊 及び 裏観音を拝し、外陣に出、影向堂にて御朱印を頂く。 前回の御朱印帳に重ね印をお願いするか否か迷ったが、秩父の時と同様、新規購入することとした。 堂内の十二支守り本尊に各自目礼をして、境内のトイレで用を済ませ、2番札所に向かう。 |
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私も何回か、この路を通っていたが、不覚にも見落としていた。1人巡礼では 今後も多分見落としていたであろう。 集団での札所巡りの長所の一つが 早くも顕かになった。  2番札所清水寺掘割掘削を手助けした河童像 ビルの２階にある、２番札所に外階段で登り、受付にて納経帳を提出し、畳敷きの内陣にて１番札所と同様、約３０分かけて読誦する。 前回、札所巡りの寺院に対しての心配りについて諭された男性住職は居らず、代わりの女性から、『 お気をつけて 』 の声を背に商店街を菊屋橋交差点に向かう。 料理店の什器や椅子、食品サンプル等の販売店の並ぶ通りを過ぎ、皆の希望で今回は隅田川沿いに回向院には向かわず、浅草通りを西進して上野駅正門前を通り、エスカレータを乗り継ぎ 西郷隆盛像を左に見て、寛永寺清水観音堂に到着。 昔 母が初午の日の早朝、自分達兄弟の幸せを願い お百度参りを行ったこと等を思い出しながら境内に入る。 向拝にて黙礼。 |
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しかし、後続の 友人の手にした納経帳を認めた女性係員が彼に内陣での読誦を勧めた為、先着の自分等も一緒に靴を脱ぎ、受付横から内陣に入る  ６番札所寛永寺清水観音堂観音堂舞台前の 『 月の松 』 学生の時から 何回か通って来たが、内陣に入り、読誦出来たのは初めてであり、友人に感謝。 茅野輪状に加工された松が舞台前にあり、類似の絵が描かれた江戸時代の瓦版？のコピーが傍に掲示されているので、前回の巡礼の後、最近 復活植栽されたものであろう。 一行の１人が 旨い和菓子店があると紹介した甘味処にて団子を食し、一息いれて、五条天神を右に見て ７番札所に向かう。 |
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と、湯島天神に向かう人の群れに驚く。 まもなく 中、高、大学の各受験が始まるのに気付く。 最近 は、観音様より天神様の方がご利益の面で人気が高いのかと、 納得。 湯島天神男坂の下 数十メートルに位置する７番札所心城 院は静寂そのもの。受付には御朱印を頂く先着の男性が１人 佇むのみ。 受付に断り、靴を脱ぎ、建物内に入り、先に御朱印帳を纏め て提出して、観音像前に読誦。 最後に回向文を唱え、振り向くと係員は受付に居らず、奥に 声を掛けて御朱印帳を頂き、人波の途切れない通りに出る。 せっかく 此処まで来たので と湯島天神境内に入るが参拝 客の列の長さに驚き、列外から賽銭を投げ入れ、拝礼して退 出。 ７番札所心城院 千代田線湯島駅から大手町駅経由半蔵門線の水天宮前駅に出る。 丁度昼時にあたり、先ず親子丼を食べようと著名な店の前に至るが行列が十数メートルもあり、諦めて３ 番札所大観音寺に直行。 |
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コンクリート補強の石段を上り、大観音寺に到着。 こじんまりとした 空間の３面に 韋駄天、地蔵菩薩等 諸仏が祭られている。 受付に声を掛け、靴を脱ぎ、外陣に入って読誦。  ３番札所大観音寺人形町時の鐘 我等が御朱印を頂く間、何組もの若いカップルが石段を登ってお参りに来る。 現在 明治座前に仮社殿がある水天宮のお参りの帰途に立寄っているのかな？ 通りの要所に立つカラクリ時計が丁度午後１時のパホーマンスを行うのを見届け、回転寿司屋にて各自好 みの皿を取る。 |
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た場所に建つビルの１階に５番札所大安楽寺の本堂が在る。 前回と同じく、本堂内には入れず、向拝にての読誦となり、風も強 いため、観音経は偈文のみと省略させて頂いた。 通りを隔てた公園を含むこの辺りは かって小伝馬町の牢獄の後の 一部だそうで、NHKの大河ドラマの吉田松陰も繋がれていたとの 立 て札に 一同 読み耽る。 今は 近在の幼児が無邪気に遊ぶ、長閑な公園。 皆と 小休止する。 ５番札所大安楽寺 繊維問屋街の江戸通りを靖国通りまで歩き、右折して両国橋を渡り、４番札所回向院に到着。 |
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右手の受付に伺うと 法事の最中なので一般の方の本堂参拝はご遠慮く ださいとのこと。 了解して御朱印帳を提出して番号札を貰い、左手の観 音堂に向かう。 境内には明暦の大火や関東大震災等の慰霊碑があり、鼠小僧次郎吉 の墓もある。（墓石を削り、その粉末を財布に入れると金回りがよくなるとの こと） 江戸時代の大相撲がこの境内にて行われたことを示す力塚もあり、ペット のための墓所も用意されているらしい。 観音堂の前にて心経のみを唱え、御朱印帳を頂き退出。 ４番札所回向院山門 時計を見ると 丁度３時半。（万歩計の数値は確認し損ねた） 付近のレストランで喉を潤しながら、皆の感想を求める。注意していた積もりだが 読誦のスピードがやはり、 早かったようである。 今日始めて観音経の文言を読むのが殆どとのことで、速度に追いつくために 振り仮名を辿っていてはまに あわず、漢字をそのまま読んでいたとのこと。 第２回目の実施日は後日 相談して決めることとして、各自 帰途に就く。 |
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