一隅を照らしたい凡人の札所巡り
鎌倉３３観音（６）
| 区切り６回目 31〜33札所 |
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2016年7月11日 |
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約束に、全員が皆 数本前の電車にて到着。 客の殆んどが円覚寺側改札より出るのを見送 り、トイレを済ませ、西側改札から県道に出、南 進。 左側お堀の向かいには立派な大葉の株が数 本、見事に植わっている。 石垣が在るため、誰も 容易に採れず、陽を一杯に浴びて、伸び伸びと繁 茂している。 東慶寺の門前を通り、数分にして浄智寺前に到 着。 将に登山道入り口と云った感じで、正面古びた 石段の先に惣門が見える。 絶好の被写体と各自、カメラを取り出す。 近づくと ”寶所在近” と記された扁額を認め る。 『 メーテルリンクの 青い鳥 と同じ意味じゃな いの？ 』 等と語りながら通過するが、後日インタ ーネットで調べると 寶とは彼岸のことで、修行をす れば、手の届くところにあるので頑張りなさいとのこ と。 納得。 ３１番札所浄智寺惣門 受付にて入山料２００円を払い、別途２０円にて園内マップを求む。 ３３観音巡りにて来たことを告げ、 観音様が何處に居られるかを伺う。 |
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| 本堂と同じ屋根の下、裏側に在り、堂内には 入れないとのこと。 |
たしか、四国室戸の２５番札所津照寺と伊予６５番三角寺も鐘楼門であったと思う。 本堂の内部を覗くと受付が云ったように、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三体が在る。 賽銭を投じ、拝礼をして裏側に廻る。 格子戸越しに聖観世音立像を認む。 一同、観音経全巻と心経を読誦。 その後、時計周りに風情ある境内を一周。 崖には多数の矢倉が認められる。 鎌倉七福神の一つ、布袋様も境内に祀られており、我々も腹をさする。元気をもらえるとのこと。 鎌倉五山の中で、７福神、１３仏、２４地蔵、３３観音のすべてに加入しているのは この浄智寺のみであり、押しも押されぬ鎌倉を代表する寺院の一つと思う。 浄智寺鐘楼門 |
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戸を拠点とした寺院が東慶寺。 縁切り寺と名高い。 入山料２００円を支払う受付の脇に 『季報東 慶寺』 がいくつか取り揃えてある。 係りの方の 『ご自由にどうぞ！』 の声に、上品 な観音像と見事な鎌倉彫の各写真に惹かれて 各１部ずつ受領する。 。 すぐ右側の納経所にて御朱印帳を提出し、 番号札を頂き、境内を進み本堂前に至る。 前扉が解放されており、内部の諸仏が向拝か ら容易に拝顔できる。 中央に釈迦如来が居られ、左右にも仏像が 安置されているが、どちらも観音菩薩像では無 い。 躊躇したがとりあえず納経所に戻り、３３札所 の観音像が何處に在るのかを確かめることにし た。 ３２番札所東慶寺山門 係りの女性は 『 ３３観音の像は宝物館にありますが、今日は月曜日で休館日なので、拝観できません 』 とのこと。 一同 顔を見合わせ、落胆。 『 観音様が 宝物館の中に在るとは知りませんでした。 本堂の中には無いのですね！ 』 と念を押す と、『 特別な日には開くのですが・・・・・・・・・・・・・・、 暫くお待ちください。 』 と 奥に退き、間もなく、戻り 『 ご案内いたします。 宝物館前にてお待ちください。』 との返事を頂く。 |
| 一同、喜び、感謝し、本堂先の宝物館へと歩む。 小走りにて追い付いてきた女性が内部から開けた宝物館に恐縮して入る。 |
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予定より３０分以上超過していたが、そ のまま昼食をとらずに円覚寺惣門を潜る。 左側に納経所があるが、『 ３３観音用の 納経は別場所 』 との貼紙がある。 建長寺のそれと負けず劣らぬ山門を見 上げ、潜って仏殿に入る。 本尊宝冠釈迦如来の安置せらる天井 には前田青邨の白竜図が描かれている。 拝礼のみで退出、大方丈の脇を通り、 舎利殿を左に見ながら３３番札所仏日庵 に到着。 受付にて３３観音巡りと告げると納経帳 を預かり、右手の開基廟内の右手に像が あるとのこと。 境内には野点用のベンチがいくつか置か れ、数グループの女性達が抹茶を飲んでい る。 円覚寺山門 |
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観音の結願所が在ることを知る。 国宝の釣鐘を急峻な石段を登り確認し、惣門手前の休憩 所に戻る。 時刻は凡そ１３時５０分。 皆さすがに疲れ、当初予定の建長寺先の洋菓子店や八幡 宮周辺の昼食処に交通機関で行く気力なく、駅近くの飲食 店にて遅めの昼食を摂る。 北鎌倉駅出発から此処まで13000弱歩。 近日中に都心での再会と今後の予定を話し合うこととして帰途に就く。 鎌倉３３観音巡りを終えて想うこと 鎌倉３３観音先頭に戻る 観音巡礼先頭に戻る ＴＯＰに戻る ３３番札所円覚寺仏日庵境内観音石像 |
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