想うこと

秩父巡礼3巡目を終えて　（　序　）

2018年4月23日

　秩父巡礼3回目を昨年11月末に結願してから　間もなく約5か月が経過する。

　いつもならば、　結願後　半月以内に『想うこと』をまとめていたが、今回は雑念が湧き、考えが纏まらなかった。

　ひと月半ほど前に、これまで過去３回の巡礼には参加していない、高校時代の友人に、約５０年ぶりに再会し、彼から　『　唯識　』の本の紹介を受けた。

　　難解で、途中まで通読したが頭痛がしてきて投げ出し、国語辞典を取出し、改めて語句の確認をしながらよみだしたが、遅々として進まない。

　そのうちに、この秩父巡礼３巡目の『想うこと』が、文章化されてないことに気付き、慌てて、この　『　想うこと　』　を　一区切り　させることとした。

　　　　　　無着像

　　彼から　『　唯識　　』　　の　紹介を受けたのも、　観音様の　お導きと　受け止め、　『　唯識　』　について、自分なりに納得できたならば、後日　このホームページに　その要点を記載できたならと　願う。

秩父巡礼3巡目を終えて　（　本論　）

2018年4月24日

　　今回の巡礼は、高校時代からの友人達の要請にて始めた、『江戸33観音巡り』と　引き続いての『鎌倉33観音巡り』に続く、第３段目と位置付けであり、

本堂にての読誦前後の一連の所作、本堂（外陣、内陣）、宝物殿内の諸像、絵画等の鑑賞、庭園の鑑賞。札所内間及び、奥の院への経路上を移動中に五感が受けた諸情報　

それらを自分なりに　友等に提示する目的は、半ば達したかと思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秩父札所　路辺の道標

友の1人は、江戸、鎌倉の二つの徒歩巡礼を終えた時点にて既に、単独で、秩父巡礼に我々に先行して挑み、結願し、
　　他の友は、奥さんと二人で、西国３３観音巡りのツアーに申込み、今日現在第1回目として、5番札所までを参拝済みとの連絡を受けている。

　今後。坂東33観音巡りを友人達と一緒に巡ることの是非は、札所巡りの素晴しさを体感した友人達一人一人の自主判断に任せることになろう。

　

　　（自分個人に限定すれば、）　　今回、ツア-コンダクタの真似事をしたことで、秩父地方の交通事情、距離感、方位感等、所謂土地勘を得ることができたことは感謝したいとおもう。

　　

　過去２回は部分的には偶然団体ツアーの参加者と一緒に歩行をしているが、基本的には一人旅単一行動であり、結果として道標等を見落として辿っていた。

　　今回は常に複数の友と周囲を認識しながら歩むことができ、視野も広がり、余裕を持っての新しい、楽しい発見をしながらの旅でもあった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３２.番札所法性寺へと大日峠へ先行の友人達

　　しかし、　今回、巡礼先を秩父３４観音と皆と意思統一してから、第１回目の１番札所四萬部寺への参拝まで、約５か月を要した事は、何か目に見えぬ偉大な力が我々に作用したと思えた。

　　また、その理由を思惟する際、過去２回に比べ、自分の巡礼への志が何か不純で有ったのかと畏まり、巡礼そのものを断念すべきかと一時迷い、精進に努めねばならぬと焦った。

引続き、５月に実施した第２回目の当日が結果として丁度１３仏の日と重なり、

訪れた１２番札所野坂寺にて　丁重なおはぎの接待を受けたことが　自分には偶然とは思えず、

それまでの鬱鬱さが晴れて、感謝したことが昨日のように思いだされる。

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