一隅を照らしたい凡人の札所巡り
想うこと
| 御府内88札所巡り第１ステージを終えての雑感 |
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2015年12月20日 |
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四国８８札所巡りを種々の事情で実施できない方々を対象に地方地方にて代替えとして成立した８８札所の先駆が江戸・御府内８８札所であり、時代が下がって日露戦争後にその札所の分布領域を狭小化して、旧北豊島郡等に限定して成立したのが豊島８８札所である。 従って、最初に豊島88札所を巡ってしまった自分にとって、御府内88札所を巡ることで得られるであろう効用・応報は、豊島８８札所巡りにて得られた効用・応報よりも、遥かに四国８８札所を巡って得られたそれに近づくであろうことと 当初 無意識に 自分は 期待していたと思う。 1番札所高野山別院境内 しかし、これまでに巡り終えた 71 の札所に対しての印象は、豊島８８札所巡りの時の 『 想うこと 』の表１ に該当する寺院が２６寺であり、表２に該当する寺院が３６寺であった。（ 豊島８８札所の構成寺院と重複している残りの１７の札所については、往事巡礼時のデータをひとまず流用すれば、表1に該当するお寺さんが５寺増えて計31寺。表２では９寺増えて４５寺となる。） 豊島８８札所の時に比べ、表1に該当する 御府内８８札所のお寺さんの数は８寺減じ、その分、表２に該当するお寺さんの数は７寺増している。 表１にも表２にも属さないお寺さんは ( 豊島では廃寺（1寺）、無人寺（3寺）が含まれているので ) 実質、豊島では７寺に対し、御府内にて１２寺となる。 まとめて下表を得る。
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| 尤も、豊島８８札所を巡ってから御府内８８札所を巡るまでに約２年半の歳月が経過しており、その間、自分の札所に対しての感度・期待度も 多分変わっており、札所側にしても、巡礼者が急増していること等で、対応姿勢も変わってきては居ると思う。 しかし、それらを考慮してもなおかつ、両札所間のお寺さんの対応度の差は大きいと認めざるをえない。 巡礼者（参拝者）に対して、誠意をもって対応されていることを如実に示す、表1に属するお寺さんは、豊島８８札所の ３９寺の８割に満たない ３１寺である。 逆に、巡礼者（参拝者）に対し、違和感を抱かさせる対応を執った （ その他 ） に属するお寺さんは （ 偶々、当日の外乱の影響を受けたと斟酌しても ） 豊島８８札所での7寺の倍近い12寺にも およぶ。 このような お寺さんの対応に接することも、厳しい自然環境を克服しての四国８８札所巡りに准えて、修行の一つと諭している ガイドブックも 既に何冊か刊行されてはいる。 しかし、 諸般の事情で四国８８巡礼の実施が困難な方々が、代行として 東京近在の弘法大師ゆかりのお寺さんを巡るに際し、彼ら巡礼者は少なくとも、四国８８ヵ所 及び100観音の何所の札所よりも 誠意の無い対応を取る寺院に対しては うつし霊場としての資格は無しとして 参拝を回避しても 良いのではないかと思う。 巡礼者（参拝者） が 『 自分は このお寺さんに お参りしたことで、四国の札所に お参りしたことの 代行が叶った。 』 と 実感できなければ うつし札所 の意味がない。 一部の札所側も、他の殆んどの札所さんと同様に、うつしに見合う識見・度量・包容力にて 来訪者に対して接してほしいと願う。 |
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豊島88札所の時と同様に、今回の巡礼にて、四国88札所、100観音で受けた平均よりも 遥かに上位の御接待を頂いた 御府内８８札所の寺院（計３１）のお名前と住所を 別途 表３に まとめさせていただき、あらためて篤く御礼申し上げます。（上表 重複の５寺を含む） 同じく、豊島88札所の時と同様に、今回の巡礼にて、四国88札所、100観音で受けた平均と 同等な 御接待を頂いた 御府内８８札所の寺院（計４５）のお名前と概略住所を 別途 表４に まとめさせていただき、あらためて御礼申し上げます。（上表 重複の９寺を含む） |
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