一隅を照らしたい凡人の札所巡り
御府内８８札所(2)
| ２日目 |
|---|
平成２７年８月２日 |
|
場所柄、雑居ビルの乱立する地区では無いと予測できたので、 iPad は携帯せず。 過去に何度か 参拝している亀戸天神へは常に亀戸駅から北 上し、蔵前通りを左折しているが、今回はそのまま明治通りを直 進して途中右折して 73番札所東覚寺に到着。 本堂では法要中で 止む無く 向拝にて小声にて読誦。 寺務所にて奥さんから御朱印を受領。 今後の予定を問われたので、普門院参拝の後、浅草の予定と 応えると 地区のマップを提示し、駅周辺は間もなく歩行者天国 が始まるので浅草に行くのならば、天神前のバス停から寿町行き が便利と告げられる。謝して明治通りを渡る。 73番札所東覚寺本堂 |
|
今年夏の例大祭が8日9日とのこと。 立寄って参拝する。 境内には 七福神（ 恵比寿・大黒 ） の碑や 亀戸大根の 碑がある（練馬大根よりズングリ）  香取神社境内 七福神像 亀戸大根の碑この神社はスポーツ関係者の参拝が多いとのこと。 |
|||
|
 亀戸天神 牛像 亀戸天神 本堂遠景 藤の季節でも無い正午過ぎのため、境内閑散。 参拝し、牛像の写真を撮り、近くの飲食店で食事を取って お寺さんに戻り呼鈴を押すと やおら 御婦人が出てきた。 どうやら別な法要が建て続きに行われていたらしい。 差換え用の御朱印を受領して退出。 |
||
|
1番の高野山東京別院は別として御府内８８箇巡礼として札所参 りを開始して、9番目の寺院にて 始めて本堂内に招き入れられ 本尊 前にて読誦。 当寺院は関東３６不動札所でもあるため、 観音経、心経、光明真 言、御宝号 とともに 不動真言も唱える。 寺務所にて 『 もし、よろしければ・・ 』 の言葉とともに、寿、元 浅草地区の札所案内図を頂く。 正門位置と朱色の経路線も描かれており、先日購入したガイドブック のマップより遥かに重宝。ありがたく拝領する。 ７２番札所不動院山門 |
|
| |
不動院から 受領したマップに従い 徒歩1〜2分にて62番札所威光院 に到着。 寺務所から廊下続きの新築まもない本堂に招聘される。 採光、空調、音響効果すばらしく、読誦する音声、身に響く。 女性係員に伺うと 本堂は建立後未だ2年とのこと。 62番札所威光院前庭の大師像 |
|
| 威光院から同じく徒歩1〜2分にて 43番札所成就院に到着。 |
拝観していると 山門脇の寺務所内部から壮年男性が近づいて来た。 御府内８８箇所巡りと伝えると 納得して本堂内に入るように勧め、納経帳を預かって寺務所に引き返した。 靴を脱ぎ、外陣カーペットを敷いた畳上にて読誦、間もなく堂内に空調が入ったらしく冷風が背中に当る。 最後に回向文を唱え本堂退出する際、自分の靴が揃え直されているのに気付く。 恐縮。 本堂横の百観音像に拝礼して寺務所に赴く。 男性は本日の受領御朱印を確認していたと見えて 塀越しに寺院の屋 根を指差し 『 次の札所はあの寺院です。一度大通りに出て迂回して下さ い。』 と告げる。 ありがたく謝して退出。 43番札所成就院本堂 |
|
成就院から同じく徒歩1〜2分にて61番札所正福院に到着。 山門脇の寺務所に来意を告げると、自分より年輩の痩身矍鑠な男性に 本堂内に案内された。 本堂内も空調されており、読誦中に出る汗も最低限に抑えることができ た。 61番札所正福院山門 |
|
境内は庭園造成中？で、 30代男性が何事か作業中であったが来意を 告げると即、脇玄関経由本堂内陣に通された。 御朱印帳を提出し、独り、かねを撞き、香を供え、賽銭を置き、経文を読誦する。 回向文を唱え、拝礼して振り向くと、本堂入口にて男性が座して待機しているのを認める。 恐縮して御朱印帳を受領して、脇玄関の外まで見送りを受けて退出。 51番札所延命院山門 |
|
正門は閉ざされており、脇の通用門も閂がされていたが、外して内部に 入り、即左側の民家の玄関の呼鈴を押し、暫時待ち再度押す。 間もなく婦人が顔を出したので来意を告げると、『 隣の入口に行ってください 』とのこと。 了解して棟続きの右側の家の玄関の呼鈴を押すと同じ婦人が顔を出し、『 本堂は其処です。納経帳は？』と言う。 『 外陣に入れますか？』 と伺うと 『 其処で拝んで下さい』 とのこと。 過っての豊島８８札所で受けた経験を思い出し、納経帳を提出し、閉 ざされた扉の前、向拝にて読誦し、先程の民家の玄関先に向かい、無言 で差出す納経帳を受領し、300円を支払い退出。 82番札所龍福院本堂 |
|
| 龍福院から同じく徒歩１〜2分にて45番札所観蔵院に到着。 本堂ビル右横の別棟寺務所にて来意を告げると 奥さんは本堂ビルの横側入口を指し示し、『 其処から 入り、2階本堂にて拝んで下さい; 』 とのこと。 承知し、経本のみを持参して玄関にて靴を脱ぎ、2階本堂に昇って読誦。 |
回向文を唱えて寺務所玄関に戻ると冷たい麦茶が用意されてい た。 数年前から御府内88札所参りがブームとなり、春先には旅行会 社が毎年ツアーを組んで参拝に来る他、平均して日に数人は来ると のこと。 また、このお寺も府内８８札所とは別に『荒川８８札所』も兼ねて いるとのことで、偶に訪れる参拝巡礼者用に別の札所番号を用意し ているとのこと。 話の途中で 『手製です』と言って [ 札所巡拝勤行式 ] を差出 し、『 宜しければ御使用下さい 』 とのこと。 45番札所観蔵院本堂 表紙には45番札所智山派観蔵院の名が、 内部には開経偈、心経、光明真言、御宝号、回向文。そ れに関連寺院の御詠歌が記されており、88札所巡り用としては充分な内容で簡単に胸ポケットに収納可能 である。 『 ありがたく使用させていただきます 』 と受領。 奥さんからは自分の読誦中に御朱印帳の未踏寺院を確認していたらしく、今後訪れる寺院はこの寿、元 浅草地区程判り易くは無い旨を婉曲的に別途説明していただいた。 ありがたく拝聴して、次の札所に向かう。 |
|
観蔵院にて貴重なお話を伺った時間のため、到着は4時数分前であっ た。 この台東区寿・元浅草地区の札所は殆ど同じ面積の敷地を有していると思うがこの吉祥院の本堂前の庭の植栽は見事。 限られた敷地内に2メートル余の幾種もの木々を配し、見事な庭園を形成している。 寺務所にて午後4時前の到着を詫びると、「構いません、大丈夫です よ！｣ と気安く、本堂外陣に案内していただく。 申訳ありませんが観音経は偈のみとさせて頂いて、駄目元と思いながら ７８番札所成就院に向かう。 60番札所吉祥院山門 |
|
| 吉祥院から同じく1〜2分で4時10分頃、７８番札所成就院に到着。 御住職は山門前に佇んで居られた。（門扉を閉める準備をしていたのかも・・・・・・・） |
と先導される。 『 そこが本堂。あそこが大師堂。 ゆっくり拝んで下さい 』 と言って 住職は別棟手前の寺務所に入る。 江戸３３観音、豊島88札所等でも 本堂と大師堂を境内に別途擁 している寺院は数多いが（四国８８札所では多分全ての札所に大師堂 が在ったと思う） 今回御府内８８札所巡りにて 初めて大師堂を有す るお寺さんに参拝したことになる。 何となく、最初に大師堂前にて観音経は偈のみ、次に本堂向拝にて 観音経全文と心経等を読誦しおえて寺務所に向かう。 御住職に午後四時を過ぎてからの来訪を詫びると、屈託無く『 まあ、 午後四時半までに入ればよいんではないですか・・・』 とのこと。 ７８番札所成就院山門 当然夏季日照時間の長い時季限定の例外かと推測。 十善戒の栞と、巡拝記念と記された紙袋入りのハンカチを 納経帳とともに、受領する。 大江戸線新御徒町駅から乗車して帰宅。 大島三丁目バス停前 から新御徒町駅まで１２７００余歩 |
|
| |
トップに戻る