坂東３３観音（２巡目）(4)

区切り６回目（１０番札所）比企岩殿観音

2014年6月2日

　10番札所岩殿観音へは、今回は東武東上線高坂駅から鳩山ニュータウン行のバスの走る県道を子供動物自然公園正門を目指し、約30分程バス通りを歩き、途中足利基氏館跡の交通標識に拠って県道から右折し、簡易舗装道を道なりに１０分程歩くと車道と交差する。
その地点から惣門橋を渡れば風情のある参道が　10番札所岩殿観音山門迄凡そ１０分強続く。
平日の午後三時過ぎとあって、参道両側の人家に人影無く宅配便の車両が１台通り過ぎるのみ。　静寂そのもの。
山門前の蕎麦屋も前回（日曜日）訪れた時とは異なり、店を締め切っている。
　　山門を潜り、石段を登りきって振り向くと、　今　辿ってきた無人の参道が一直線に比企の丘陵に続く様が見て取れる。
鐘楼はあるが、鐘を撞くことは遠慮してください　との注意書き。
　　境内の大銀杏（千葉寺の大銀杏より、環境の所為か、季節の所為か　活力あり）を仰ぎ見、本堂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10番札所岩殿観音本堂
　　　　　　　　　　　　

周囲の崖底下の石仏群を眺めていると境内裏手の駐車場から参拝客が現れた。
前回は自分も県立平和資料館のある物見山公園側から駐車場を抜けて参内したが、余程、事前に下調べをしたか、リピータでないかぎり、　先程の参道を車では　来れないであろう。
　今回は県立平和資料館の見学は割愛し、昔ながらの屋号を掲げる民家のならぶ参道を辿り、惣門橋を再度渡る｡
鳴かずの池の畔を巡り、足利基氏館跡を確認して県道に出，大東文化大専用の通学バスに何度も追い抜かれながら高坂駅に戻る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本堂境内より石段超に参道を見下す　

区切り7回目（９、１１番札所）都幾山慈光寺、吉見観音

2014年6月3日

　今回も東武東上線森林公園駅のレンタサイクルを使用。
　　道程は月田橋を渡る最短距離を取り、所要2時間。（最後の急上り坂は徒歩で３０分を要したが下りは僅か５分）
　　９番札所都幾山慈光寺は　境内の観音堂の他、本堂内にも千手観音像あり。
住職は今回も多弁。
　帰路　今回も豆腐専門店の敷地内にてコロッケを名水と共に食し、味噌を購入。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　９番札所都幾山慈光寺本堂

　都幾山慈光寺からは月田橋へ戻り渡った後、森林公園駅には戻らず、上唐子東交差点から左に折れ、国道４０７号線バイパス松本町までは一本道。
　ラーメン屋、北向地蔵と市街地を経由して、９番札所から2時間15分程で１１番札所吉見観音に到着。
　境内の五重塔は立派。
　帰りは前回同様西友前から上沼公園、市役所前を経て森林公園駅のレンタサイクルへ戻る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１番札所吉見観音五重塔

区切り８回目（６番札所）飯山観音長谷寺

2014年8月6日

　　前回は団体ツアーバスで訪れた為、満足な　お参りも出来ず、心残りであった。
　今回事前にネットで調べ、小田急線本厚木駅に降り、駅前交番で飯山観音行きのバス停を尋ねる。
　⑤番だが、行き先が色々あるので　運転手に確認して　とのこと。　
　了解して⑤番の停車中のバスに向かう。
　運転手に飯山観音に行くか尋ねるとそっけなく行かないという。
　止むを得ず、50分程待つことを支柱の時刻表で確認していると、停車中のバスの男性乗客が手招きしてこのバスに乗れという。
　『観音前』には行かないが　一つ手前の『光福寺』で降りるか　分岐した最初の停留所『飯盛山』で下車すると好都合とのこと。
礼を述べ乗車。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６番札所飯山観音本堂

車中30分弱、各札所巡りや四国巡礼等　男性乗客と雑談する。
『飯盛山』バス停で降り、徒歩3分で『飯山観音前』バス停前に到着。
　改めて親切な男性乗客と、無言の運転手を思う。
　朱塗りの橋を渡り、桜並木のダラダラ坂を10分程歩いて山門に到着。
　石段を登り本堂前の広場に入る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飯山観音本堂前より、厚木盆地を望む

　広場の縁には　坂東３３観音の石像が　本堂を囲むように等間隔に祀られており、その合間から厚木盆地を俯瞰できる。
　帰途は『飯盛山』バス停まで歩く必要なく、程よい待ち時間で『飯山観音前』バス停より乗車、本厚木駅に向かう。

坂東３３観音（２巡目）(5)