坂東33観音（２巡目）(9)

区切り13回目（19、18番札所）大谷観音、立木観音

2014年8月26日

　前回よりも成増駅を１時間遅れて出発し、宇都宮駅に約３０分遅れの９時２７分に到着。
ホームから大谷行き６番バス停まで、通常速度で歩いても４分弱で到着できることを確認。
　次回も在来線利用で参拝の場合、９時1５分着の電車でもバスに乗車可能。　(但し、大谷資料館入場をセットしたクーポンを改札口前の観光案内所にて購入するには、もう一電車前に到着の必要がある　）
　本堂入口にて納め札を入れ、脇より入ると本尊は磨崖仏の千手観世音。
　堂内には家族連れの参拝者が既に居り、本尊の形態や縁起などの説明の音声が流れている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　19番札所大谷観音本堂

　説明が終わり、家族連れが隣の釈迦三尊像、薬師三尊像の移動した後、再度　最初から音声を聞いた後。観音経、般若心経を読誦。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　読誦中に後続の参拝者無く。　この間　説明の音声は止まっていたようである。係員の配慮に感謝。　
　机上に供された『　食前観　食後観　』　の栞を1部頂く。

　別棟の宝物館に入る。
　大谷遺跡で見つかった日本最古の縄文人の人骨等が展示されているが、前回　訪れたときには気付かなかった　新聞の切抜きが眼に留まった。
　大谷寺の属する天台宗の総本山　比叡山で　千日回峰行より過酷と云われる、10年余の塔内での修行を達成した僧侶の半生、修行の様、対話等が3回の連載形式で記されている。思わず読み耽る。
（後日、インターネットにて確認するも不明）
　宝物館前の弁天池の奥の御止山への道はここ半月間の降雨量の多さの為か立入り禁止になっており、引き返し、境内の外の平和観音像の見晴台に登る。
　大谷石採掘場跡の資料館には寄らず、11時43分発のバスで小雨の中宇都宮駅に戻る。

　　　　弁天池辺の観音像　　　　　　　　　　　　　平和観音像

　宇都宮駅構内の餃子店にて昼食を取り、JRにて　日光駅に向かう。
前回は栃木駅から東武日光駅に着き、賑やかであったが、　ＪＲ日光駅は閑静。
　降り立った客は専用フリーパスを利用しているであろう外人旅行客が多い。
　2時丁度発の中善寺湖行きのバスは日本人客は自分一人。
次の東武日光駅では日本人観光客がどっと乗り込んできた。

　小雨の中、いろは坂は視界が効かず、明智平では靄の中、外人パッカーが乗車。
　悪天候での観光、気の毒に思う。
　中禅寺湖も靄の中、ボート屋は開店休業であろう。
　立木観音に向かう途中のレストランも人影無し。
　バス停から所要17分で　坂東札所18番立木観音に到着。
　入山料500円を払い山門を潜る。
　右脇に鐘楼があり、薄暗い中、手摺にすがり木製の梯子を登って、鐘を撞く。
　納経所にて先ず、朱印帳を預け、本堂向拝に至るが香炉は蓋がされており、お線香を供すること適わず。
　そのまま　本堂に入る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　札所18番立木観音山門

　本堂内で　係りの僧から説明を聞く。　
　五色の紐が各色3本ずつ千手観音の計15本の手に結ばれている。
　説明終了後、他に参拝客も居ない為、本尊の前にて読誦。
　その後、階上に上がり、別の僧から　そこに鎮座する（多分）阿弥陀様の説明を聞く。
　回廊からの中禅寺湖の眺めは　視界不良。
　早々に納経所に戻り、御朱印帳を受領。
　急ぎバス停に戻る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　札所18番立木観音本堂

バス停から札所までの往復所要時間が35分。境内滞在時間が25分。バス停を出発し、戻って来るまでの所要時間は丁度1時間。この時刻帯では次のバス発車まで45分間で、ＪＲ日光線のダイヤも疎らであるため、駆け足参拝もやむを得ぬか。

ＪＲ日光駅発16時43分　宇都宮駅発17時31分

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