坂東３３観音（２巡目）(5)

区切り９回目（21～23番札所）八溝、佐竹、笠間観音

2014年8月11～12日

　秋葉原駅前8時20分発高速バスに乗車。
お盆休み寸前であったが、乗車率ほぼ100％。
　10時に笠間稲荷バス停前に到着。
　歩いて数分の笠間稲荷に参拝。
　暑い日照りの中、工事中の本殿に参拝する人はまばら。
　そこから徒歩10分程で、大石邸跡や日動美術館の前を通って23番札所笠間の佐白観音に到着。
　４年前と住職は代替りしており、　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　23番札所佐白観音本堂

今回は　別途３００円支払うことで内陣にて　前立ち観音の後ろの御簾の後ろの１１面千手観音を拝顔できた。
別途懐中お守りも頂き、　今回は後ろの佐白山には登らず、日動美術館前バス停にてコミュニテイバス　益子戸部行きを待ったが定刻を8分過ぎてもバスが来ず、諦めて笠間稲荷まで歩き、其処から　路線バスでに笠間駅まで出る。
（笠間駅にて入手した案内書を後日読むと、日動美術館の閉館日である月曜はコミュニテイバスも運休とのこと　バス停にも　その旨の記載があってもよいのでは？）
　笠間駅発11時35分、途中水戸駅にて昼食を取り、常陸太田駅着13時49分。

　常陸太田駅の案内所にて地図を入手し、道順を確認して歩き出す。
　今回は2度目の為、地の利もあり、30分程で22番札所佐竹寺に到着。
茅葺きの本堂の向拝にて読誦。
　納経所にて　以前と同じく老女から　御朱印を頂く。
　傍らには介添え役の婦人が見守る。
　炎天下　常陸太田駅に戻り、15時14分発の電車に乗る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　22番札所佐竹観音本堂を山門越しに見る

上菅谷駅乗換にて常陸大子駅に到着。　以前　軍鶏弁当を購入した駅前の玉屋旅館に宿泊。

2014年8月12日

小雨の中、7時55分大子駅前発　乗客は例によって　終点蛇穴バス停まで、自分一人。
　運転手の話では　前回と変わり、今では　蛇穴行きのバスは平日のみで、土日祝日は運休とのこと。
　通常の勤め人は車を使用しない限り、休暇を取らねば登山できないことになる。
　終点　蛇穴でも小雨はやまず、運転手の　『　お気を付けて』　の声を背に　傘をさして8時35分舗装林道を歩き出す。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八溝山登山道入口

小雨は降っているが、前回のように、炎天下ではないため、また、大きな鞄は旅館に置いてきたため　却って　体力の消耗は防げる。
　黙々と無人の綴ら道を登る。
　30分程登ると視界が開け、雨も一時的に止んだ為、右図のような景観に恵まれた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八溝登山途上の景観

しかし、程なく、小雨が再び降り始め、周囲も白いモヤに覆われ出した。
前回　一度　登っているという　実績を頼りに車道を歩む。１台のセダンが後ろからゆっくりと追い抜いていく。

　やがて、見覚えのある、ハイキングコースの道標が表れた。
　時計を見ると、前回と同様　登山口から丁度歩き始めて1時間15分。
　このまま　舗装された車道を多少遠回りでも歩き続けるか、前回と同じく、ショートカットのハイキング道を辿るか迷ったが、実績のある道の方が安心ということで　脇道に入る。
　その瞬間　申し合わせたように　土砂降りの豪雨に襲われた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　21番札所八溝山日輪寺本堂

　折りたたみ傘の薄い生地を通して大粒の雨が降り注ぐ中、蛙を踏みそこないながら一旦沢にまで降り、再度　熊笹に覆われた登山道を登る。1本道なので　道に迷うことは無く、30分も歩けば札所に到達との実績を頼りにずぶ濡れになって歩む。
　やがて　前方に『日輪寺まで１００ｍ』の標識を認め、安堵。
　１台だけ止まっている駐車場を横切り石段を登って本堂前に到着。
住職に　『よく　来られました　』　　と　扉を開けて招き入れて頂く。
（バスの時刻表から大凡の到着時刻を予想しているのかな？）

　玄関先で　ひとまず、顔、頭、手足を拭き、靴下を履き替え、　息を整え、　雫が垂れていないことを確認してから　本堂内に入り　読誦。

　御朱印を頂く時に、住職は　貴方は今日４人目の参拝者です　とのこと。　先ほど　追い抜いていったセダンの他に　もう１台　あったか否かということになる。

この辺りも　丁度30分位前から豪雨になったとのこと。
　麓のバス停に戻るのに車道を通るか、今来たハイキング道を引き返すか　どちらが楽か聞いたところ、車道は一度頂上近くの展望台迄登るので、雨中であっても　ハイキングコースの方が遥かに楽とのこと。

　本堂前の　東屋にて　旅館が作ってくれた握り飯の弁当を急ぎ食べ、10時55分に下山開始。
　雨勢弱まらず、ハイキングシューズのつま先がなるべく水の流れに潜らぬよう、滑らぬよう　沢まで一旦下り、再度車道の通る尾根まで登る。
　車道に出たあとは側溝から溢れ、舗装道一杯に拡がり流れ下る濁り水を眺めながら無心にリズムをとって降りる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大子駅前玉屋旅館

　　まもなく登山口に至らんとする、丁度11時55分に後ろからバンが来て止まり、駅迄行くので乗りなさいとのこと。
　聞けば頂上近くの展望台に詰めていたが　豪雨で　車も来ないため、駅近くの事務所に報告に行く途中とのこと。
　感謝し、乗り込む。　バス路線とは異なる最短距離を走ったため、12時20分に駅前旅館に到着。
　衣服を整え、豪雨で発車を待機していた　大子発水戸行の電車12時40分発に乗車。　帰途に就く。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

坂東３３観音（２巡目）(6)