坂東33観音（2巡目）(11)

区切り15回目（12、13番札所）慈恩寺観音、浅草観音

2014年9月13日

大宮駅から東武電車に乗り、豊春駅西口下車。県道を西北に進む。
　程なく、道は大きく曲がり、川を渡るが、今回も４年前と同様道路拡張中。
　東京神田の貴金属商と同名の小学校の前を通り２５分で坂東１２番札所慈恩寺に到着。山門から本堂まで、かなりのスペースがある。
　納経所係員に許しを得て、本堂内陣にて香をあげて読誦。内陣天井には龍の絵があり、脇仏の前には１００観音の夫々の御朱印が屏風に表装されている。
　前回は青田の畦道を辿った三蔵法師廟への案内は、今回寺の前から道標が設けられており、判り易くはなった。近年中には整備が完了するものと思う。
　玄奘三蔵法師の霊骨が戦時中に中国南京で日本人により発見され、分骨されて、この慈恩寺の敷地内に奉安され、戦後この地から再度　分骨されて台湾の日月潭と奈良薬師寺に奉安されたそうである。
　たまたま　それぞれの地にて賑々しく祭られているのを実際に見聞しているので、この地での静寂、清涼さに胸詰まるものがある。　合掌

　豊春駅には廟の前を道なりに進み、県道に合流して戻り、春日部駅経由浅草に向かう。

　　　　１２番札所慈恩寺本堂　　　　　　　　　　　　　　　玄奘三蔵法師廟　　　　　　　

　　　奈良薬師寺玄奘碑　　　　　　　　台湾日月潭玄奘寺隣文武廟

　東武線浅草駅北口からは徒歩５分で坂東１３番札所浅草寺の境内に到着。

宝蔵門脇の野外休息所にて小休止していると、　台東区観光協会？のボランテイアの方々が　浅草についてのアンケートを求めに来た。

　性別、年代層、居住地、浅草に来た交通手段、　買い物・観光・飲食の予定、　同じく予定滞在時間、今後の帰宅までの訪問予定地　等等。　かなりきめ細かい。　これからの浅草地区の振興を図る上での有効なデータとなるであろう。

　本堂内陣入口にて　御札を納め、観音経及び般若心経を読誦。
　堂内の諸仏にも経を唱え、　影向堂内納経所にて御朱印を散華とともに頂く。
　初巡の時の結願と異なり、今回は特に感慨は沸かない。
　各札所の本尊の前にて　読誦する　其の行為そのものに意義があり、単なる証に過ぎない　納経帳の結願を手にしても、実感は直ぐに沸いては来ないものなのだと思う。
　　１３番札所浅草寺宝蔵門と五重塔

　記念の写真を撮った後、伝法院の月例読誦会へと向かう。

２巡目を終えて想うこと